宗教心のある弟の注意を無宗教の娘がまったく聞かない話

私の息子は4歳ですが、「地獄」(白仁成昭)という本が大好きです。

絵本 地獄――千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵

絵本 地獄――千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵

地獄の怖さがわかり、子どもの躾に良い、なんて話もあるこの本。
息子は実際、怖がっています。死や老いについても考えてしまうこともある様子です。
「おじいちゃんになって、死にたくない」とたまに涙ぐんでいます。
それでも、なぜか好んでこの本を読みます。むしろ、夫の方が嫌がって読み聞かせを拒否しています。

そんな息子はとてもきれい好き。そして、姉が部屋を散らかすのが、許せません。
何度も片付けるよう注意しますが、姉は汚い方が落ち着くらしく、一切片付けようとしません。

息子のブームは靴を揃えること。朝起きたとき、保育園から帰ったときの一日二回、きれいに靴を並べてくれます。
まず、朝起きると叫びます。「わーっ!」「ぎったぎたのばったばた」(散らかっているという意味らしい)「地獄へ落ちるぞ」
叫んだ後はきれいに並べます。そして、「姉ちゃん、靴揃えてね」「やだ。面倒くさい」というやりとりをします。

あるとき、パパが「地獄はどこにあるの?」と聞きました。息子は「踏切を渡って、左に曲がって、高速を越えたところ」と答えたそうです。
意外に近いな…。